学習用のリンク集

神経科学

BrainFacts: 神経科学に関する様々な情報を発信するブログだが、このページの真ん中あたりにpdfへのリンクがある。一冊で神経科学の様々な側面を概観できるため初学者向けのリソースとしては有用。Society for Neuroscience(アメリカの神経科学における中心的な学会)などが設立時から関わっている。

Foundamentals of Neuroscience: Harvardが提供するコース。受けたわけではないが評価は良い。Enter courseを選ぶと、有料のように見えるが、説明にはfreeと書いてあるので、登録だけで受けられるのだと思われる。

Courseraの神経科学コース:これも私が実際受けたわけではないですが、評価はすごく高いですね。CourseraはAndrew Ng先生の機械学習のコースが圧倒的定番で、興味がある人は是非受けてみたらいいと思う。

openstax: 無料の教科書集。 解剖と生理というのもあって、この中に神経系の説明もある。まあ英語だけどgoogle 翻訳を使えば何とか…。ただ専門用語について正確に訳せない場合があるので注意。英語で読むほうがいいとは思う。

ただ一点注意したいのは、かなりの分量を通読するのであれば、定評のある教科書のほうがよいのではないかという考え方もあるという点です。というのも、大学で神経科学を勉強するときはそういったものを使うため、二度手間になるかもしれません。多少お金を払っても、みんなが勉強している本をさっさと一度通っておいた方がいいという考え方もあります。カンデル(日本語版やKindle版もあります)やもう少し簡単なものだとNeuron to Brainなどです。Neuroscienceも初版が出たときはかなり評価された本です。カンデルの日本語版は最新だったと思いますが、日本語版は古い版が元になっていることもあるので気を付けてください。

日本語で無料で体系立てて脳科学・神経科学について学べるリソースはあまりなさそうですね…英語だとたくさん見つかるのですが…。これは結構重大な問題かもしれませんし、先に英語を勉強したらいいのでは、という事かもしれません。トピックごとに書かれているものはいくつか見つかります。もちろん教科書は色々あると思います。

脳科学辞典:調べたい事がはっきりしていて、それが既に書かれている項目の中にあれば…専門家が書いて査読までされているので、非常に有用な辞典。日本の神経科学学会のプロジェクトとして進行中。

英語

学問に対するやる気があれば、好きなことは勝手に勉強するでしょう。それを前提とすれば、とにかく英語力をつけることが学問の世界に入る近道です。 私は医学・生物学分野に20年ほど身を置いてきましたが、少なくともこの分野ではそうです。だから、「大学に入るまでにどんな勉強をやっておけばいいですか」と中高生に聞かれたら、英語と答えたいし、「大学院生になる前にやっておくべき勉強は何ですか」と大学生に聞かれたら、英語と答えたい。大学院生以上になると、実務としての研究を進めなければならないため、英語を英語として勉強できる時間は限られたものにならざるを得ません。限られた時間にやるべきことは他にもある、と色々反論できるとは思うけど、英語ができれば世界が広がるのは確か。機械学習が発展している過渡期に勉強をしている皆さんは、優先順位の判断に苦しむシーンもあるとは思いますが、個人的には言語の勉強はまだ10年から20年くらいは必要だと思います。若いうちにやったほうが格段に効率がよさそうなので、若いうちに頑張ると良いと思います。

Listening

無料で楽しめるポッドキャストがお勧めです。最初は聞き取れないかもしれないけれど、我慢して聞いていると意外と聞き取れるようになります。あとはNHKの語学講座のアプリや学校のリソースも中高生にはお勧めでしょう。

Culips:韓国在住のカナダ人?による英語学習のリソース。podcastが充実してます。かなりゆっくり喋っているので聞き取りやすい。

ALL EARS ENGLISH:アメリカ在住のアメリカ人によるESLリソース。こちらは少し早口のアメリカ英語。

6 minute English:イギリスの公共放送であるBBCが提供するESLリソース。様々なテーマについて紹介されるので良いです。

Speaking

基本的には英語話者と話すしかないと思うので、学校のリソースや英会話教室を利用しましょう。

Reading

従来の日本語の教育はReadingに偏っているので、これについては、まずは従来の日本語の教育の範囲でもいい。ただ綺麗な日本語訳の訓練は日本語の勉強だと割り切って、それよりも意味を取ることができるようになりたい。センター試験や英検の問題のようにリード文以外は英語だけで構成されている問題(あるいはTOEFL, IELTSなどの問題)を(できるだけ日本語を介さずに)解けるようになれば良い。 Readingについてあえて言えば、基本的な単語の意味が分かるようになったら英英辞典を使って、頭を英語に切り替えられると英語の理解が進むかもしれません。

LONGMAN English Dictionary: 直観的な説明を頑張ってくれている気がする。

Oxford Learner’s Dictionary: Longmanよりも、やや定義が簡潔で正確性を期しているように感じる。

Writing

Grammarly: 自分の書いた英語の文法をチェックしてくれる。無料の範囲でもかなり見てくれるので使って損はない。

Thesaurus: 類語辞典。英語を書いているときに正しい単語を選べているか、他の選択肢はないかといったことを考えるときに使える。

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